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それぞれの人生を大事に、一回きりのいのちを楽しみながら。
マスコミではよく、「障害を克服して○○を成就した」と涙ぐましい障害者のガンバル姿が紹介されます。
障害者の社会復帰、自立生活運動に取り組んで37年、私自身が1歳のときに障害をもち、私の60年の人生は、努力することを、知らぬ間に社会から強いられてきたように感じます。そうしないと互していけない想いになりました。
高齢者の事情も障害者と共通しています。障害があって、家族やヘルパー等に介助や支援をしてもらうという状況はそれぞれにとって、又、双方の関係において、つねに厳しい事情があります。
歯をくいしばらないで人生をおくっていく生き方は、心に余裕をもつことができます。たとえ障害をもっても、それぞれの人生を大事に、一回きりのいのちを楽しみながらやれることを、それをおたがいに助け合い支えあえる社会のシステムをつくりたい、と願っています。
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伊東 弘泰(いとう ひろやす)
特定非営利活動法人日本アビリティーズ協会会長。1歳のときポリオを患い、右下肢マヒ。就職拒否を多くの会社から受け、1966年アビリティーズ運動を開始。障害者による株式会社日本アビリティーズ社を設立。福祉用具の開発・販売・在宅ケア施設運営を展開。 |
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